看護師の復職が難しいと言われるわけ
看護業務に従事するのは90%以上が女性であり、子育てを機に休職や退職をする人は少なくありません。
看護師は離職率が高い一方で復職しやすいと言われていますが、実際に復職する看護師は2割程度に留まっています。
看護師は人手不足で高需要の仕事でありながら、一度辞めてしまうと復職が難しいというハードルの高さがあるようです。
理由の1つには医療現場特有の環境があり、看護業務が人の命を左右するというプレッシャーがあります。
また、医療技術は目まぐるしく進歩しており、ブランクが長くなるほど仕事についていくのが大変になるのです。
知識や技術を取り戻すのに時間がかかりますし、新しい医療機器の使い方、看護技術なども身につける必要があるでしょう。
復職率からも看護師の復職は容易ではないとわかりますが、復職に成功した方には特に問題なかったと答えているケースも多いです。
復職に成功している看護師の特徴は、自分に無理をしない、そして楽な職場からスタートしていることです。
看護師としてのプライドを持つことは大切ですが、プライドが強すぎると良好な人間関係を築くうえで問題になることがあります。
たとえば、年下看護師に指示されるのは嫌だと考えていると、自分自身で職場の選択肢を狭めることになるでしょう。
ブランクが長期化して以前のように働く自信がないという方は、勤務日数や時間を減らすことでハードルを下げられます。
自分自身の気持ちや考え方が復職を難しくしているケースも実は多いのです。